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ことばのふしぎ
言葉の不思議
寺田 寅彦
線上閱讀寺田 寅彦《言葉の不思議(ことばのふしぎ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 11,114 字 · 23 頁
「あげる」「大きい」なども連想される。
秋(シュウ)が現在の日本流では、「収」「聚」と同音である。
冬(フユ)は「冷ゆ」に通じ「氷」に通じ χι※ν(雪)にも通じる。露語の zima は霜(シモ)や寒(サム)や梵語の hima(雪)やラテンの hiems(冬)やギリシアの cheimon(冬)やまたペルシア語の sarmai(寒い)にも似ている。フィンランド語の kuura(霜)は日本の「こほり」の音便読みに近い。英語の cold は冷肉(コールミート)のコールである。氷るに近い。朝鮮語で冬は「キョーウル」である。ヘブライ語の寒さも「コール」である。
Winter は日本語の「いてる」とどこか似ているとも言われよう。
フランス語の冬 hiver はラテンの hibernum であろうがこれを「冷える」と比べてみるのも一興である。
日本の山には「何々やま」と「何々だけ」とがある。アラビアの山 jabal ペルシアの山 jebel は一見「ヤマ」と縁が遠いようであるがjがyになりbがmになる例は多いようであるから、それほど無関係ではない。(邪はジャでありヤである。