輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
にんしきろんとはなにか
認識論とは何か
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《認識論とは何か(にんしきろんとはなにか)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 58,432 字 · 116 頁
この点について疑を容れる余地はないようだ。その意味で、真理明白説には、不易の真実があると云わねばならぬ。明白説に歴史上特定なあれこれの規定を※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入しない限りはだ。――でこのように、各種の真理説をその歴史的な形態に制限することなしに一般的に解釈すれば、構成説も具体普遍説も道具説も(模写説は云うまでもなく)、夫々、真理の不可欠な規定であると云ってもいい。
だが認識とは真理の認識だと云った。併し今真理というものが何かを考察しなければならないのだから、認識をもう少し別な側面から説明してかかることが便利だ。と云うのは、つまり認識は実在の認識であった、ことを思い出すべきなのだ。尤も、所謂実在だけが認識の対象には限らないと云われるかも知れない。だが他の認識の対象は、多かれ少なかれ実在に(夫が何であれ)準じて考えられていることを思い出さねばならない。認識の対象は、実在の代りに真理である、などと云うことは許されまい。まして認識の対象は実在ではなくて価値だという種類の云い方には詭弁が含まれている。なぜというに、では一体、真理の明白感の一つである現実感はどうして生じるのか、それ一つ説明出来ないではないか。