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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

線上閱讀海野 十三《金属人間(きんぞくにんげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 78,616 字 · 157 頁

青空文庫

同一物でないとしても、両者は親類ぐらいの関係にあるものと思います」

「ふーン。そうかね」

「つまりどっちも博士の研究物件なんです。そしてどつちも生命と思考力とを持っているものと考えられる。いや、その上に活動力を持っているんです。『骸骨の四』は、金属Qと同一物であるか、そうでないにしても、金属Qは『骸骨の四』から生まれた子か孫かぐらいのところでしょう。けっして他人ではない」

蜂矢のほおが赤く染まった。かれも、じぶんのたてた推理に興奮してきたのであろう。

「これは気味のわるいことになった」

と検事は、指にはさんだタバコから、灰がぼたりとひざの上へ落ちるのにも気がつかない。

「われわれは知らないうちに、金属Qと同席していたことになるんだね。これは生命びろいをしたほうかね。いやな気持だ」

「検事さん、これはあなたのお信じにならない、おとぎばなしの仮定のうえに立つ推定なのですよ。それでも気味が悪いですか」

蜂矢が皮肉ではなく、まじめにたずねた。

「うむ。なんだか知らないが、ぼくはいましがた、とつぜんいやな気持におそわれた。いままでの経験にないことだ。そうだ、これはきみの話し方がじょうずなせいだろう。