輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 160,770 字 · 322 頁
明智探偵きたる
これではとても、かないっこありません。こちらは、自由のきかない潜水機しかないのに、敵は海の底を走りまわる、潜航艇をもっているのです。いよいよ爆雷でもなげこむほかはないですね。」
もう海上自衛隊のおうえんをたのむしかありません。船長は大阪の支社へ無電をうって、ことのしだいをしらせました。するとそれにこたえて、支社から、みんなをびっくりさせるような無電が返ってきたのです。
「アケチタンテイ、ユウリョクナブキヲモチ、ケサ、シュッパツシタ、ゴゴ五ジ、ソチラニツクハズ」
ああ、明智探偵が来るというのです。しかも、有力な武器をもって、やって来るというのです。人びとはこおどりして、思わずばんざいをさけびました。
明智探偵きたる
午後五時といえば、もう一時間あまりのちです。みんなは、そのまま甲板に立ちつくして、明智の乗っている船が来るのを待っていました。
「有力な武器って、いったいなんだろうね。いくら名探偵でも、敵が魚形潜航艇をもっているとは知らなかっただろうから、あれに勝てるような武器をもってくるかどうか、心配だね。」
船長は技師にむかって、そんなことを、ささやいていました。