輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 160,770 字 · 322 頁

青空文庫

潜航艇の中から海の上を見る潜望鏡だよ。だから、あれは潜航艇なんだ。ワーッ、すてき。ぼくたちの潜航艇がきたんだよ。」

「ほんとだ。もうだいじょうぶだね。あれで、敵の魚形潜航艇をやっつけちゃうんだ。ねえ小林さん、明智先生はえらいねえ。」

ふたりの少年は、おどりあがって、よろこぶのでした。甲板の人たちも、みかたの潜航艇がきたというので、大さわぎです。またしてもばんざい、ばんざいの声が、わきあがりました。

やがてボートはハヤブサ丸に横づけになり、明智は鉄ばしごをのぼって、甲板に姿をあらわしました。そして、すがりついていく小林君の肩をだきながら、賢吉君のおとうさんと船長と技師とに、あいさつし、おたがいの報告をとりかわすのでした。おおぜいの船員たちが、そのまわりをぐるっととりまいて、名探偵の姿に見いっています。

「そうでしたか。敵も潜航艇をもっていたのですか。ぼくはそこまでは考えなかったけれども、鉄の人魚をやっつけるのには、潜航艇がなくてはだめだと思ったので、さいしょからその用意をしていたのです。いま日本には、むかし海軍がつかったような潜航艇はないけれども、民間でつくった海底遊覧用の小型潜航艇が、東洋汽船会社に保管されていることを知ったので、それに手入れをして、いつでも動くように、用意させておいたのです。