輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しんさいこうき

震災後記

喜田 貞吉

線上閱讀喜田 貞吉《震災後記(しんさいこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 20,544 字 · 41 頁

青空文庫

★広告のいろいろ

報酬を齎らさぬものであらねばならぬ。しかして自分は災後一週間、まさにそれを体験したのであった。云々。

この人は社会主義の研究をしてみたらしくもない人であったが、しかもその体験から得た右の感想は、取ってもって大いに参考とすべきものであらねばならぬ。

★広告のいろいろ

震火災に関係して新聞にあらわれた広告にもいろいろ注意すべきものがある。上野の寛永寺、浅草の浅草寺、芝の増上寺の三大寺は、どうしたことか連名で焼けなかったと広告した。焼けなかったという広告は、死ななかったという広告と同様で、平素ならば誠に珍妙な次第であるが、これもこのさいのこととて、他を安心せしむるための時宜に適したゆえんであろう。しかしその焼けなかったのはただの焼けなかったのではなくて、宮城とともに焼けなかったのだという。実はそのほかにも巣鴨、市ヶ谷の刑務所や、そんじょそこらの暴利屋などにも焼けなかったのが多いのだ。しかしそれらとともに焼けなかったとは書いてなかった。

自殺や人殺しにしばしば利用せられる猫いらずの本舗は反対に類焼の厄に罹ったことを広告した。しかしそれもただの類焼ではなくて、隣家某の出火に類焼したとの説明つきなのだ。