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れいこんだいじゅうごうのひみつ
霊魂第十号の秘密
海野 十三
線上閱讀海野 十三《霊魂第十号の秘密(れいこんだいじゅうごうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 43,100 字 · 86 頁
いったいどこの誰と誰との会話なんだろうか。まさか、あれが放送のドラマの一部だとは思われない。放送なら、あのあとにアナウンスがあるはずだし、あんな場面なら伴奏がなくてはならないはず」
この疑問は、すぐには解けなかった。
やがて夜明けが来た。
そして朝の行事がいつものように始まった。食事をしてから、隆夫は学校へいった。
二宮孝作や四方勇治がそばへやって来たので、隆夫はさっそく昨夜奇妙な受信をしたことを話して聞かせたら、二人とも「へーッ、そうかね」とびっくりしていた。
「三木はどうしたんだ。今日は姿が見えないね」
三木にこの話をしてやったら一番よろこぶだろうに。
「三木か。三木は今日学校を休むと、ぼくのところへ今朝電話をかけて来たよ」
と、二宮がいった。
「ああ、そうか。また風邪をひいたのか」
「そうじゃない。病人が出来たといっていた」
「うちに病人? 誰が病気になったんだろう。彼が休むというからには、相当重い病気なんだろうね」
「ぼくも聞いてみたんだ。するとね、あまり外へ喋ってくれるなとことわって、ちょっと話しがね、彼の姉さんのお名津ちゃんがね、とつぜん気が変になったので、困っているんだそうな」