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おうごんひょう

黄金豹/妖人ゴング

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 153,404 字 · 307 頁

青空文庫

つまり、えーと、少女助手だよ。」

そういって、小林君は、ちょっと、顔を赤くして頭をかくまねをしました。

「ぼくは先生の少年助手だろう。だから、マユミさんは少女助手といってもいいだろう? 花崎マユミさんって、いうんだよ。」

すると美しいおじょうさんがニッコリ笑って、みんなに、ちょっと頭をさげてあいさつしました。

「マユミさんは明智先生のめいなんだよ。先生のおくさんのねえさんの子どもなんだよ……。」

マユミさんは、それをひきとって、

「なんだか、いいにくそうね。わたしが説明するわ。明智先生は、わたしのおじさまなのよ。ですから、わたし、小さいときから探偵がすきだったのです。それで、こんど高等学校を卒業したので、大学へはいるのをやめて、先生の助手にしていただいたの。おとうさまやおかあさまも賛成してくださったわ。そういうわけで、わたし、小林君のおねえさまみたいになったの。みなさんもよろしくね。」

「じゃあ、ぼくたちにも、おねえさまだねえ!」

とんきょうな声で、そんなことをさけんだのは、野呂一平君でした。野呂君は小学校六年生ですが、からだの大きさは四年生ぐらいで力も弱く、探偵団でいちばんの、おくびょうものでした。