輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
くろがねてんぐ
くろがね天狗
海野 十三
線上閱讀海野 十三《くろがね天狗(くろがねてんぐ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,616 字 · 18 頁
「そんなに暴れるのか」
「伺いますと、正に破天荒。もう今までに十四、五人は切ったげにござりまする」
「ほほう、十四、五人もナ?」
「さようで。――しかも切られたのが、手先の中でも一っぱし腕利きの者ばかり……」
「ふうーん」と虎松は呻った。
「今どこまで追ってるんだ」
「連雀町から逃げだして、どうやら湯島の方へ入った様子でござります」
「ほう、湯島といやあ、これァまた後戻りだわ。……さあ、一緒について来い、三太!」
「合点でござんす」
虎松は暗闇の中をかきわけるようにして韋駄天ばしりに駆けだした。三太もこれに続く……。
湯島まで行ってみると、殺人鬼は弓町の方へ曲っていったとのこと。
「これァいよいよもって後戻りだわ」
と虎松は呟いた。先刻出てきた帯刀邸も、正にこの弓町にあったから。
此方は帯刀邸だった。花嫁花婿は座を下って奥に入ったが、若侍どもはいまや酒宴の最中というところへ、殺人鬼が邸近くで暴れているという報告があったから、さあたまらない。一座は俄かに悪性に活気づいた。
「むざむざと十四、五人も切らせるたァ、それは切らせる方に手落ちがあるのだ。よォし、これから行って、拙者の腕を見せてくれる!」