輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
はたらくにしょうねん
はたらく二少年
小川 未明
線上閱讀小川 未明《はたらく二少年(はたらくにしょうねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N4,點詞查義。
N4 · 入門 · 新字新假名 · 3,777 字 · 8 頁
」と、こんどはNが、そのわけをKに話してきかせたのです。
わたしは、おふくろがなくなった後、どうすることもできず、おなじ長屋にすんでいた、あんまさんのところで、せわになりました。わたしの仕事というのは毎日親方の手を引いて、あの町かどのところへくることでした。そして、親方が、尺八をふく間ついていて、通りかかる人が、お金をくれるのをもらったのでした。戦争前は、あすこに大きくてりっぱなカフェーがありました。
夏の日の午後のこと、きゅうに空がくらくなって雷がなり、雨がふりだしました。
「夕立ちだから、じき、はれるだろう。」と、親方はいって、二人はカフェーの、のき下へはいり、たたずんでいました。すると、ぴかりぴかり、いなずまのするたび黒い森や、でこぼこの屋根が、うきあがって見えるかと思うと、地球をひきさくようなすさまじい、雷の音がして、わたしはふるえながら、親方の手をひっぱって、もっとドアに近く身をよせようとしました。そうすればたきのようにふる雨が、かろうじてよけられるからです。
このとき、とつぜんドアがあきました。見ると、うすべに色の長いたもとの着物をきた女給さんが、ぱっちりした目をこちらへむけ、二人を見ながら、