輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

もずとすぎのき

もずとすぎの木

小川 未明

線上閱讀小川 未明《もずとすぎの木(もずとすぎのき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 2,167 字 · 5 頁

青空文庫

いまごろどんなに驚いていることだろう。まだ、私が、ねらっていると思うだろうから、私は、そんなことを忘れてしまったと知らせるために、唄をうたってやりましょう。」

若い、元気なもずは、すぎの木の頂で、風に吹かれながら、青空に向かって、高い、そして鋭い声で、おもしろそうな唄をうたったのであります。その声は、遠くまでひびいたのでした。

「ごらんなさい。いままで、方々にきこえていた小鳥たちの声が、あなたの声をきくとぴったりと止まって、静かになったじゃありませんか、みんなあなたを怖れているのです。」と、すぎの木は、いいました。

このとき、木の下の方で、人の声がしました。もずが見ると、かきの木があって、赤い実がたくさんなっていました。そのそばに、一軒のわら家があって、六つばかりの女の子が、

「あの鳥は、なんという鳥なの?」といって、おじいさんに、きいていました。おじいさんは、眼鏡をかけて、日の当たる縁側でご本を見ていられましたが、

「あれは、もずという小鳥だよ。あの鳥は、秋になると、飛んできて、高い木に止まって鳴くのだよ。」と、おっしゃいました。

女の子は、じっと木の頂を見ていましたが、