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キリストきょうにゅうもん

キリスト教入門

矢内原 忠雄

線上閱讀矢内原 忠雄《キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 119,257 字 · 234 頁

青空文庫

を翻訳したものである。「メシヤ」は「膏注がれた者」の意味であって、祭司もしくは王に任職する際には、その頭に膏をそそぐ儀式があった。そのことから転じて、イスラエル民族待望の救主をメシヤと呼び、それをギリシャ語訳してキリストと言ったのである。

「人の子」というのは、イエスが己自身を呼んだ呼称であるが、元来旧約聖書から出た終末観的用語であって、「メシヤ」を指す言葉であった。

「イスラエル」というのは、ユダヤ民族の始祖アブラハムの孫ヤコブの別名であるが、後にはヤコブから出た民族をイスラエルと呼んだ。

「ユダ」もしくは「ユダヤ」は、元来イスラエル民族の十二支族の一つであるが、後には民族全体を指す言葉となった。イエスの時代には、ユダヤ人の住む地は今のパレスチナの南部であるユダヤ地方、北部であるガリラヤ地方、並びにヨルダン川の東部であるペレヤ地方に大別され、ユダヤとガリラヤとの間にあるサマリヤ地方とその住民は、社会的、宗教的に別個の集団をなしていた。

「エルサレム」はユダヤの都であり、イエスの在世当時にはエホバの神殿がそこにあって、ユダヤ人の国民生活の中心を成した。

「エホバ」