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フランケンシュタイン

フランケンシュタイン

宍戸 儀一

線上閱讀宍戸 儀一《フランケンシュタイン》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,319 字 · 8 頁

青空文庫

「私は見た、――閉じた眼で、しかし鋭い心的視力をもって――自分が接ぎ合せたもののかたわらに蒼ざめてひざまずく、穢らわしい技術の研究者を見た。」

こうして、見るも怖ろしい怪物の影像が筆者の頭にこびりつき、逐い払っても去らなかった。

「私は恐怖しながら自分の物語を始めた。その考えが心に取り憑き、恐怖の戦慄が全身を駆けめぐり、私の幻想のものすごい影像がまわりの現実に取って代ろうとした。」そこで、翌日、「それは十一月のある恐ろしい夜であった」という書き出しで怪奇な短篇を作りはじめたが、夫シェリーが、それを長篇にすることをすすめた。

この作品が一八一八年に出ると、浪曼派運動の風潮に乗じてたちまち大評判となり著者は四百ポンド(現在の私たちの七十万円以上にあたる)の大金を受け取ったというから、読者の少い当時としては最大のベストセラーになったわけである。爾来、今日にいたるまで、怪奇小説としてまず最初に指を屈するものが、この『フランケンシュタイン』であり、今では英語の辞書を開けば、フランケンシュタインということばは、「自分の造ったものに逐われて身を亡ぼすもの」という意味の普通名詞に使われている。