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フランスてつがくについてのかんそう

フランス哲学についての感想

西田 幾多郎

線上閱讀西田 幾多郎《フランス哲学についての感想(フランスてつがくについてのかんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,003 字 · 6 頁

青空文庫

そういう意味においては、かかる立場から世界を見るのはモンテーンが先駆をなしたということができるであろう。彼は実に非哲学者的な哲学者である。日常的題目を日常的に論じた彼の『エッセー』の中には、時に大げさな体系的哲学以上の真理を含んでいる。歴史的実在の世界は日常的世界である(そこが哲学のアルファでもオメガでもある)。彼の描いた自己は日常的世界において生きぬいた自己である。しかしそこからはすぐパスカルの『パンセー』の世界にも行ける。彼は偉大な凡人である。モンテーンがフランス人にこういう物の見方考え方を教えたともいえるであろう。そこからラ・ブリュイエルやヴォーヴナルグなどのいわゆるモラリストへ行くこともできるが、途はメーン・ドゥ・ビランやベルグソンの哲学へも通ずるのである。

京都へ来た初頃には、私は大にベルグソンに共鳴していた。私が始めてベルグソンを知ったのは、まだ四高にいた頃であった。その頃はベルグソンという名は、まだ世の中に知られていない頃であって、私もその如何なる人かを知らなかった。ただその頃私は純粋経験という考を中心として考えていたので、 Sur les donn※(アキュートアクセント付きE小文字)es imm※(アキュートアクセント付きE小文字)diates de la conscience.[『意識