輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
線上閱讀三好 十郎《三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 334,472 字 · 667 頁
そこにどんなわけが有るのか、私ぁ知らん。あくまで当人同志の問題だろうじゃないか。
誠 すると、叔父さんは、ただそれだけの気持で――?
三平 そりゃ君、私ぁあの女が好きだよ。……昔のこともあるし――好きなことをかくす必要は感じないね。ふふ。……いずれにしろ、君、たかの知れた女一匹――
誠 ……ふん、叔父さんこそ、東洋豪傑風だ。
三平 そうかね、まあどっちでもいいや。だが、君ぁ又なぜそんなに気にするんだい? え?
誠 ……不愉快だからです。
三平 不愉快? なにが?……もしかすると、なんじゃないか……君もあの女がまんざらでもないんじゃないか?
誠 (鉛筆を握って印刷物を見ていた眼をあげて三平を見る)
三平 (ニヤニヤして)駄目だぜ、君みたいな若い者があんな女に引っかかっちゃ。マルキストがいっぺんに台なしになるよ。……あの手の女は、先ず蟻地獄――君みたいな身体だと忽ち命取りだぜ。ふふ……でも、その気が有りゃ、向うを張って見るか?(ひどく陽気になっている)
(柴田が手にひとつかみの野菜を持って上手の扉から入って来る)
柴田 ……ひどいもんだねえ。ふだん草が、こないだから、こら、こんなになっちもうから、へんだと思っていたら、油虫を蟻がかついで来ちゃ、取りつかして食わしている。