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なかむらなかぞう

中村仲蔵

山中 貞雄

線上閱讀山中 貞雄《中村仲蔵(なかむらなかぞう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 22,567 字 · 47 頁

青空文庫

=楽屋

楽屋の入口の混雑は、何か事件があるらしい。役者も裏方も心配そうな顔付。

小生意気な役者が(与市兵衛でも、勘平でも何でも結構)吐き出す様に、独り言。

T「仲蔵の奴

下ッ葉の癖に

出しゃ張った真似

しやがるからよ」

と云う。

=楽屋の中では

定九郎の仲蔵や座長らしい大石役者や、其他がペコペコ謝っている。

一同の前で啖呵切って居るのが半次。

一人の座主らしいのが、オズオズ紙包(金子)を前へ出した。

半次ジロッと其れを一瞥して「こりゃ何だ?」と言った顔で其の男を睨む。

オズオズ口ごもる件の男。

半次が大喝「馬鹿!」

ウヘーとその男、平謝り。

半次益々「よう聞いとけ」

T「金が欲しさに

言ってるんじゃ

ないわい!」

ジロジロ仲蔵の定九郎を見て「ヤイコラッ」

「ハイ」と仲蔵。

半次「ウヌか? 仲蔵とか云うのは」

T「てめえの顎の青髯

に其の五分月代」

仲蔵ヘーイと自分のズラを気にする。

半次尚も、

T「それから

其の黒羽二重に

朱鞘の長刀

落し差して

居る処……」

と云われて仲蔵、恐る恐る「それがどうか致しましたか?」

半次、ジロリと仲蔵を睨み、

T「何から何まで