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『せっかずせつ』のけんきゅう

中谷宇吉郎集 第二巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第二巻(『せっかずせつ』のけんきゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 83,098 字 · 172 頁

青空文庫

現在沢山の地図が残っているが、嘉永二年作の北海道樺太の地図などを見ると、現今の地図とほとんど同じである。

泉石が進歩した意見を持っていたことを示す例として、ペルリ来朝の時に幕府に提出した開国の意見書を挙げることが出来る。この意見書は、幕府が各藩に意見をきいたのに対する答申書であって、公にされたものか否かは不明であるが、今日遺っているのは泉石の添削がついている下書である。泉石の開国論は次の如くである。向う三軒両隣りと言うが如く、外国との交通を開始するのが急務である。西洋人は古来礼儀の国民であるから、礼をもって交わるべきである。支那は英国を夷狄として扱ったために阿片戦争を起して失敗した。我が国としては、まず軍艦迦砲を作り、砲術を心得た蘭人を雇い、世界に巡検使を出し、外国の状勢地理に通ずることが肝要である。かくすれば侮りをうけずにすむことが出来る。我が国は英吉利国と似ているが、やがては「英吉利国にも優り候御国と相成り、上下の御安堵之にすぎずと奉存候」というのである。泉石が外国地理や北辺防備に意をつくしたのも故あるのである。泉石逝去の際、川路聖謨が悔状をよこしているが、それには、自分が蝦夷の事柄を泉石に聞くこと三十年に及んでいる、自分の蝦夷の知識は鷹見翁にうけたのであると書いてある。