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にせんねんせんそう
二、〇〇〇年戦争
海野 十三
線上閱讀海野 十三《二、〇〇〇年戦争(にせんねんせんそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 34,367 字 · 69 頁
「はい。そうでありましたナ。どうやら司令部の有名な怒り上戸のアカザル通信兵が出ているようです。司令部であることに、まちがいはないようです。なにしろ、こういう重大報告は、念には念を入れないと、いけませんからなあ」
「そうと決まったら、はやく打電しろ。ぐずぐずしていると、敵の怪物隊はこっちへ攻めてくるかもしれないぞ」
「はい、はい。――おや、司令部が引込んでしまった。どうも気の短い奴だ。あのアカザル通信兵という男は」
モグラ下士は、また、きいきいと呼び出し信号を出した。
“おい、軍団司令部か。こっちへ挨拶もしないで、引込んじまっちゃ、困るじゃないか。手間どっているうちに、こっちが敵の砲弾で粉砕されちまや、貴重にして重大なる戦況報告が司令部へ届かないことになるじゃないか。そうなると、わが軍の損害は急激に――なに、早く本文を喋れというのか。さっきから、喋ろうと思うと、意地わるく、貴様の方で、邪魔をするんだ。いいか、さあ喋るぞ”
とモグラ下士は、大きな咳ばらいをして、“挺進Z百十八歩兵中隊報告! われは、本地点において――本地点というのは、一体どこなんだか、こっちには、よくわからないから、そっちで方向探知してくれ、いいか――右地点において、敵の怪物部隊に対峙して奮戦中なり。