輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

じんぞうにんげんじけん

人造人間事件

海野 十三

線上閱讀海野 十三《人造人間事件(じんぞうにんげんじけん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 14,654 字 · 30 頁

青空文庫

「いや、人造人間に霊魂がない限り、これは生きた人間の仕業に違いありませんよ」

「うん、この点をハッキリしたいんだがネ、どうも機械というやつは、苦手だ。この人造人間がどうして動くかということがハッキリ分るといいんだが。そうだ、帆村に調べさせよう」

「それがいいですね」

そこで帆村が呼ばれて、この人造人間はどうして動くかを調べるように命ぜられた。

「さあ僕にも、まだ分ってはいないが、馬詰丈太郎氏は、博士の助手を永らくしていたというから、一つ訊いてみましょう」

帆村は馬詰をつれて、人造人間の前へいった。そしてどうすれば動くかと訊ねた。

「そうですね。僕はこの新型の人造人間については知らないんだが、一つ中を開けて見てみましょう」

そういって彼は物慣れた手つきでドライバーを手にとり、人造人間の胴中をしめつけている鉄扉のネジを外していった。間もなく人造人間の膓が露出した。膓といっても人造人間のことだから細々とした機械がギッシリ詰っていて、その間を赤青黄紫と色とりどりの紐線が縦横無尽に引張りまわされているのであった。なんという複雑な構造だろう。竹田博士の素晴しい脳力のほどがハッキリ窺われるような気がした。