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げんろくじゅうさんねん
元禄十三年
林 不忘
線上閱讀林 不忘《元禄十三年(げんろくじゅうさんねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 20,586 字 · 42 頁
これから考えつきまして、扇面いっぱいに、三万三千三百三十三の松の絵を、梨地蒔絵で、幸阿弥風に――面倒な注文でございますが、御影堂では、夜も昼も、職人から主人からかかりきりで、それもやがて、仕上げに近いと聞きましてございます。心配でございますが、どうすることもならず――。」
影絵を見る
一
お白書院に、飾りつけができていた。
大広間上席、帝鑑の間、柳の間、雁の間、菊の間と、相役が席についた。
静寂が、城中に渡って、柳原大納言、正親町中納言、甘露寺中納言の三卿が、お上りという時だった。
服装のことなど、教えてないはずだから、場違いの長裃でも着けていはしまいか――そうだと面白いのだが、と、吉良が、美濃守の姿を求めると、立派に大紋烏帽子だった。
吉良は、拍子抜けがして、美濃守が前へ来ても、このあいだからのように、何か一こと敵意を示してやるだけの気にも、なれなかった。
口を切ったのは、美濃守だった。
「御次第書とかいうものがあろうかの。見せられい。」
横柄なことばつきになっていた。
吉良は、無言で、相手を凝視めた。
「おい、御次第書は、どうした。