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なんとうをおもいて
南嶋を思いて
新村 出
線上閱讀新村 出《南嶋を思いて(なんとうをおもいて)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 6,941 字 · 14 頁
伊波君がこれを波行音変遷史料に応用されたのは結構である。ただ陳夏二使の分があったら一層P音資料に力を添えたろうと思うばかりである。然るに明の周鐘らが編した『音韻字海』に附録する「夷語音釈」というものがある。原書は明版もあり、音釈以下は「異称日本伝」にも収められてある。「夷語音釈」の次に「夷字音釈」があって、後者の末には、劉孔当という名で昔年※(「門<虫」、第3水準1-93-49)に遊んで琉球の通事に就いて知ったことを附記してある。(6)福州の南台に琉球館があって此処に通事が常置してもあったことは言うまでもない。「夷語音釈」の方には琉球とは断ってないが、収めてある言語から推定してやはり琉球語たることは疑ない。時代は不明であるが、多分万暦の初年度よりは下るまいと思う。『伝信録』に見えた陳侃の記の附録「夷語夷字」とあるは、あるいはこの『音韻字海』附録の「夷語夷字」であって、劉孔当は※(「門<虫」、第3水準1-93-49)の通事に就いてこの音釈を施し若くは訂したというように見られまいか。あるいはまた劉孔当などの編したものを陳侃の『使録』に添えたものか。ただし夷字は既に伴信友が『仮字本末』