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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
線上閱讀三好 十郎《叢書名著の復興1 恐怖の季節(きょうふのきせつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 257,544 字 · 508 頁
その方が私には、ありがたく思われる。それには、雑誌「世界評論」に続載されたペリガンの数篇の世相ルポルタージュや、雑誌「日本評論」に連載されつつある同誌特派記者による数篇の社会ルポルタージュを読んで、その仕事に対する熱意と、手段に対する忠実さにアヤかるようにしたらよかろう。
もっとも、こんなふうにすれば、諸氏の「量」は多少落ちるだろう。その代り、いろんな人がホッとするだろう。何事につけ、異様でミットモナイ事があまり永くつづくことを好まぬ人も、まだかなりいるから。
最初、この人たちの一人々々の傾向やそれぞれの作品についてもっと具体的に細かい事をも語ってみる気でいたが、もう既に指定の紙数を越えた。別の機会にしよう。私こそ、早取写真式に書くことを練習しなくてはいけないようだ。
「日本製」ニヒリズム
1
こんどは、戦後派と言われている作家たち――梅崎春生や椎名麟三や野間宏や石川淳、三島由紀夫、加藤周一といった、主として戦争直後から作品を発表しはじめた人たち――のことを書いてみたいと思い、いろいろやってみたが、実に書きづらいので弱った。
理由は、これらの作家たちの示している姿が雑多で向き向きで、――しかも、その雑多と向き向きの中に、根本的で複雑でデリケイトな諸問題が非常に入りまじった形で投げ出されていて、それら