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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
線上閱讀佐々木 味津三《右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 221,941 字 · 435 頁
当時将軍家のおなぐさみ用として用意してあったお鷹べやは、東狩りのときのご用のこの吉祥寺裏と、西狩りの場合のご用の大久保とつごう二カ所あったもので、この二カ所に飼育されている鷹が六十六羽。これを預かっているお鷹匠が二十人。この二十人が、一年に一度あるか、二度あるかわかりもしないお鷹狩りをあてにしながら、いっこうおもしろくもおかしくもない鷹を相手に暮らして、けっこうりっぱなお禄をいただいているんですから、世の中にお鷹匠くらいおよそばかばかしくて、めでたい職業というものはまたとないが、しかし事ひとたびお鷹野の仰せいだしがあったとなると、ばかばかしがったり、めでたがってはいられない。預かり鳥のできふできによって、いただく禄にも響き、家の系図にもかかわるんですから、水垢離とってはだし参りをするほどの騒ぎです。
かくて、当日吉祥寺裏のお鷹べやから伴っていった隼は、姫垣、蓬莱、玉津島など名代の名鳥がつごう十二羽。
「これよ、伊豆」
「はっ」
「あちらの畑で、百姓どもが珍奇な槍を振りまわしている様子じゃが、あれはなんじゃ」
「恐れ入ってござります。あれなる品は槍でござりませぬ。