輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

どうきょにんかふう

同居人荷風

小西 茂也

線上閱讀小西 茂也《同居人荷風(どうきょにんかふう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,026 字 · 17 頁

青空文庫

新聞を利用せんとしてあべこべに利用せられしためなり。読売の記事中先生酒二合を闇市に売りに行くという話は、記者の創作ならんも面白し。夜、扶桑書房来る。先生の話はすべて金と女に落つ。

十月廿一日。先生曰く女はその背景を失うと、必ず見すぼらしくなる。芸者を落籍して妾にしてもきまって失望するのはそのため、まして女の着物の世話まで焼くのではこっちはかなわぬ。一家を構えても女中をおけば物を盗まれるし、配給米や薪炭をとりに行くのが面倒、それに税金がかさんでくる云々……先生の最も怖れおる相手は税務署なるべし。

十月廿二日。改造社長山本実彦氏来る。先生不在。余の妻二月ぶりに退院して帰宅、先生開口一番、病気見舞どころか「看護婦に美人はいますか?」と荊妻にきけり。

十月卅一日。筑摩書房より「来訪者」再版検印紙送り来る。先生ひとりこつこつと捺印しおれり。「苦楽」より絵物語に「うでくらべ」を使いたしという。先生は大佛次郎氏が学生時代アンリ・ド・レニエの飜訳を持って訪ね来りたる話をす。

十一月一日。松沢病院患者より先生に養子にしてほしき旨の来信あり。読売紙に養子問題の記事のれればなり。