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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《名人長二(めいじんちょうじ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 67,631 字 · 134 頁

青空文庫

三十四

奉行は吟味中お由の口上で、図らずお柳の懐妊の年月が分ったので、幸兵衛が龜甲屋へ出入を初めた年月を糺すと、懐妊した翌月でありますから、長二は幸兵衛の胤でない事は明白でございますが、お柳は実母に相違ありませんから、まだ親殺しの罪を遁れさせることは出来ません。是には奉行も殆んど当惑して、最早長二を救うことは出来ぬとまで諦められました。

由「私ア本当に命が三年ばかし縮まったよ」

茂「男でさえ不気味だもの、其の筈だ」

由「大屋さんは平気だねえ」

茂「そうサ、自分が調べられるのじゃアないからの事た、此方とらはまかり間違えば捕縛られるのだから怖かねえ」

由「今日の塩梅じゃア心配しなくっても宜いようだねえ」

茂「手前が余計なことを喋りそうにするから、己ア冷々したぜ」

由「行く前に大屋さんから教わって置いたから、襤褸を出さずに済んだのだ、斯ういう時は兀頭も頼りになるねえ」

茂「それだから鰻で一杯飲ましてやったのだ」

由「鰻なぞを喰ったことが無いと見えて、串までしゃぶって居たよ」

茂「まさか」

由「本当だよ、お酒も彼様な好い