輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
たしんきょう
多神教
泉 鏡花
線上閱讀泉 鏡花《多神教(たしんきょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 17,787 字 · 36 頁
巫女 何を、何を言うぞいの。何ごとや――山にばかりおらんと世の中を見さっしゃれ、人が笑いますに。何を言うぞいの。
丁々坊 何か知らぬが、それは措け。はて、何とやら、テンツルテンツルテンツルテンか、鋸で樹をひくより、早間な腰を振廻いて。やあ。(不器用千万なる身ぶりにて不状に踊りながら、白拍子のむくろを引跨ぎ、飛越え、刎越え、踊る)おもえばこの鐘うらめしやと、竜頭に手を掛け飛ぶぞと見えしが、引かついでぞ、ズーンジャンドンドンジンジンジリリリズンジンデンズンズン(刎上りつつ)ジャーン(忽ち、ガーン、どどど凄じき音す。――神職ら腰をつく。丁々坊、落着き済まして)という処じゃ。天井から、釣鐘が、ガーンと落ちて、パイと白拍子が飛込む拍子に――御矢が咽喉へ刺った。(居ずまいを直す)――ははッ、姫君。大釣鐘と白拍子と、飛ぶ、落つる、入違いに、一矢、速に抜取りまして、虚空を一飛びに飛返ってござる。が、ここは風が吹きぬけます。途すがら、遠州灘は、荒海も、颶風も、大雨も、真の暗夜の大暴風雨。洗いも拭いもしませずに、血ぬられた御矢は浄まってござる。そのままにお指料。また、天を飛びます、その御矢の光りをもって、沖に漂いました大船の難破一艘、乗組んだ二百あまりが、方角を認め、救われまして、南無大権現、媛神様と、船の上に黒く並んで、礼拝