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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 74,962 字 · 145 頁
その一例として、貧窮組の時などを御覧なさい、お粥の材料をのせた荷車の上で、盛んなる大道演説をやって、貧窮組をやんやと言わせたことがあります。
そこで演説ということには、先生、なかなか自信があるのです――この時代、多数の人の前に立って、演説をやるというようなことは、非常な新しい頭を持った者でなければできないことでした。
万延元年(この小説の時代より五六年前)幕府が、新見豊前守を正使とし、村垣淡路守を副使とし、小栗上野介を監察として、第一回の遣米使節を派遣した時、コンゲルス(議事堂)を見た「村垣日記」のうちに、
「其中に一人立ちて大音声に罵り、手真似などして狂人の如し」
とある――初めて演説というものと、その周囲の光景とを見た者の眼には、真人間の仕業とは見えなかったのでしょう。
「演説」という語は、お釈迦様以来の言葉ではあるが、それを実地にとり用いたのは、明治になって、福沢諭吉あたりの意匠に出ているということですが、それを大道に於て、すでにわが道庵先生は、一足お先に試みている。
今日は、それと違って、極めてまじめなる学術講演であらなければなりません。
四十七