輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 254,021 字 · 495 頁
さあ、長い月日の旅、この主従がいつまで主従の心でいられましょうか――二人のおさまりがどうなりますか。
あなた、判断してみて頂戴よ。
と、女がまたクルリと寝返って、兵馬の方に向いてニッコリと笑いかけました。
百二十九
長浜から、琵琶湖の湖面へ向って真一文字に、一隻の小舟が乗り出しました。
舟の舳先の部分に、抜からぬ面で座を構えているのが、盲法師の、お喋り坊主の弁信であって、舟のこちらに、勢いよく櫓を押しきっているのが、宇治山田の米友であります。
これより先の一夜、胆吹の上平館から、机竜之助の影を追うて飛び出して来た宇治山田の米友が、長浜の町へ来てその姿を見失い、そうして、たずねあぐんだ末が湖岸の城跡に来て、残塁礎石の間に、一睡の夢を貪っていた宇治山田の米友であります。
胆吹の御殿から、胆吹の山上を往来していた弁信法師もまた、飄然として山を出て、この長浜の地へ向って来たのです。
米友がここへ来たのは、竜之助の影を追うて来たのであるが、弁信の来たのは、竹生島へ詣でんがためでありました。
弁信法師が竹生島へ詣でんとの希望は、今日の故ではありません。