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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 254,021 字 · 495 頁
それは、お角さんの察しの通り、お角が新撰組の大将となれなれしく口を利いたばかりか、かえって、それを呑んでかかるのに、新撰組の大将が頭を掻いて閉口気味なのを、物蔭から見て取った三ぴんやよた者が、面の色を失ったというわけであります。
この女は、新撰組を一枚上に行く、途方もない代物だと、尾を捲いて逃げたものと思われる。
前にしばしば言うが如く、お角さんは天下の形勢に暗いし、土方歳三に就いても、歳どんの変形であるとだけしか知らないために、大胆でありました。
それからのお角さんは、全く肩身の広い気持になって、山王様へも晴々しく参詣をして同行の一座をよろこばせ、さんざんによきピクニックを楽しんで、そうして、また、唐崎浜に待たせてあった舟に乗って、大津へ戻って来ました。
その間、全く無事です。三ぴん、よた者、ばくち打、駄折助のたぐいは、影も形も見せなくなりました。
お角さんとしても、新撰組は大した魔除けだと考えずにはおられません。
宿へ帰って見ると、留守中に再三、使の者があって、お帰りになったら早々お目にかかりたいとのこと。
「誰だろう、道庵先生か知ら」
とお角が案じて、その置手紙を読ませてみると、