輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 368,567 字 · 720 頁

青空文庫

そうして、すすめられるままに、しつこい辞退もせずに、お角の乗った駕籠に乗り込んだのはいいが、つづいて同じ駕籠に、お角があいのりをしてしまったのは、事情はとにかく、駕籠屋が少し面食いましょう。

だが、お角は女のことであるし、少年は小柄のことであるし、両人合わせたからとて、その目方は到底一人の力士を乗せたほどのことはあるまい……

そこで一行の駕籠が、朝まだきの活劇を一幕残して、東海道の並木の嵐を合方に、大はまの立場も素通りをしてしまいました。

五十一

そんなことで、この一行は、その晩は鳴海へ泊ることになりました。

強行すれば、宮か名古屋へは着けないではなかったが、万事この方が余裕があってよいと思ったのです。それに、鳴海、有松絞りといったようなところと、品が、女だけに、この一行を引きつけたのかも知れません。

宿へ着いて――お角は、例の美少年を上座に招じて、委細の物語を聞きはじめました。

その語るところによると、岡崎藩でも武術の家に生れ、去年のこと、朋輩と口論の末、果し合い同然のことをやり出し、相手を傷つけて死に至らしめたが、表面は穏便につくろっておいてもらったけれど、今後の場合、かりにも刀を抜くような振舞がある時は容赦せぬ、との厳しい父の言いつけを蒙っていたこと。