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だいぼさつとうげ
大菩薩峠19
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 319,771 字 · 617 頁
せっかくここまでの経営が、瞬く間に掠奪と、犠牲の壇上に捧げられてしまい、そうしてこの本館も、御殿も、彼等暴民共の一炬に附されるか、或いは山寨の用に住み荒されることは火を見るように明らかである。
留守師団長としての自分の重責はそこにある。この際、いかにしてこの王国を守るかということは、いかにして一揆の大勢をそらすかということでなければならぬ。
そうでなくても、胆吹は古来、山賊の類に目ざされる山なのである。ややもすれば、胆吹へ籠るぞと言いたがられる山なのである。こう大勢が傾いて来て、まず先陣がこの山の一角を占拠したということになると、風を聞いて、あとからもあとからも、近江一円の一揆共には限らない、遠近の国々から不逞の徒がみんなこの山に集まって来て根城に仕兼ねない。事は重大で、そうして、焦眉の急に迫っている。留守師団長として、ここで策をめぐらさなければ、めぐらす時がない――青嵐居士が正装をして両刀を提げて立ったのも故なしとはしないのであります。
「君たち、一手は手を揃えてできるだけのたきだしをしてくれ給え、それから、有らん限りの米を積下ろしてくれ給え、庫には三日分ほどの量を残して置けばよろしい、それから最近、長浜で両替をしてきた銭の全部を出して庭へ積んでくれ給え、その数量は拙者が行って読むから、それが済んだら、