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ようかいがく
妖怪学
井上 円了
線上閱讀井上 円了《妖怪学(ようかいがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 59,416 字 · 117 頁
その相合する、これを棒寄せといい、その相開く、これを棒寄せを解くという。
棒寄せの呪文は、人によりて同一ならざるがごとしといえども、ある者の伝うるところによるに、「ショウトクオウガキミニセカレテ」と申す語を用うるなり。けだし、その字「聖徳皇が君にせかれて」ということならんと察すれども、その意味解し難し。これ、棒寄せの呪文なり。もし、これを解かんとするときは、その句を反対に読めばよろしとのことなり。また、『秘事百撰』といえる書には、左のごとく記載せり。
にない棒を二本、左右の手に一本ずつ、四本の指に真中を載せ、てんびんに持ちて立つなり。その棒の木口に三の字を書いて、わが口の中にて「カエリコンズカエリコントハオモエドモ、サダメナキヨニサダメナケレバ」と三度読み、口の内にて「ヨレヨレ」といえば、棒の端が一所に寄ること奇妙なり。もし、寄りかぬるときはまた歌をよみ、手の指にて寄せるまねして「ヨレヨレ」といえば寄るなり。
これについて説を起こすものありて、棒の動揺するは手の疲労するによるというも、両方の前端相合するの理、いまだ解すべからず。また、別に説をなすものありて、前端相合するは手の筋肉の組織、生来しかるによるというも、これまた、ひとたび合するものの再び開くの理を解すべからず。