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うちゅうせんたい

宇宙戦隊

海野 十三

線上閱讀海野 十三《宇宙戦隊(うちゅうせんたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 77,201 字 · 155 頁

青空文庫

「あっ、『魔の空間』が落下の速度を早めたぞ。機関が故障になったのだ。ああ、墜ちる墜ちる。あそこへ急げ」

帆村は、狙った「魔の空間」が、音響砲の砲撃のため、故障になって墜落するのを見定めると、全員を急がせて、その落下の場所へ移動を命じた。あと僅か一粁ばかりの距離であった。

竜造寺隊長の指揮もあざやかに、全員は現場に車を乗り入れると、まだ地上まで墜ちきらない「魔の空間」を中心に、まわりをぐるっと取りまいて、陣地をつくった。

附近の村の人々は、大さわぎをしている。

「なんだね、あれは……。でっけえ風船みたいじゃが、あんなでけえやつは見たことがねえだ」

「いやな色しとるな。殿様蛙の背中みたいじゃ。やれまあ、気持のわるい」

「これこれ、早く待避せんかちゅうのに。あれが地面にあたって大爆発すると、村の家が皆ふっ飛んでしまうちゅうぞや」

「えっ、それはたいへんじゃ……」

村人たちは、こわさはこわし、気になるので見てはいたしで、待避壕をはいったりでたりの、混雑をくりかえしている。

目に見える「魔の空間」だ。それははじめてのことだった。濃緑色と暗褐色のだんだらに塗られた、西瓜のお化けのような「魔の空間」