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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

線上閱讀海野 十三《少年探偵長(しょうねんたんていちょう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 110,286 字 · 221 頁

青空文庫

「よし、それじゃこれからすぐいく。ときに君たちは何人いるんだ」

「はい、少年探偵団は同志五人であります」

「それじゃね、みんなで手分けして、万国堂の周囲を見張っていてくれ。しかし、くれぐれもいっておくが、よけいなことに手をだすな。われわれがいくまで待っているんだぞ」

「承知しました。できるだけ早くきてください」

電話をきって春木少年、警部の言葉を一同につたえていたが、何思ったのか、急にはっと顔色をかえた。

「どうしたの、春木君、何かあったの?」

横光君が不思議そうに訊ねるのを、しっとおさえた春木少年。

「牛丸君、あれ……あの物音……?」

「なんや、あの物音……」

牛丸平太郎もギョッとして、春木君といっしょに耳をすませたが、にわかにガタガタふるえだした。

ああ、聞える、聞える、ブーンブーンと竹トンボを廻すような音。たしかにヘリコプターの爆音なのだ。しかも、しだいにこちらへちかづいてくる。

「田畑君、電気を消してくれたまえ」田畑君が電気を消すと、応接室のなかはまっくらになった。

「春木君、どうしたの。あの物音はなんなの?」

暗闇のなかで小玉君が、不安そうに訊ねた。

「ヘリコプターだよ。