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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

線上閱讀小酒井 不木《少年科学探偵(こさかいふぼくしゅうはしがき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 152,885 字 · 308 頁

青空文庫

朝鮮浪人

用事はここに書いてあるから」

小田刑事は俊夫君の言うことなら、何でも聞いてくれます。

「それじゃ白井君、ちょっと失礼するよ」

こう言って小田さんは出てゆきました。

朝鮮浪人

小田刑事が出ていった後で、私たち五人――白井刑事、俊夫君、令嬢、書生、私――はしばらくのあいだ黙って、互いに顔を見合わせておりましたが、やがて白井刑事は落ち着かぬ声で俊夫君に尋ねました。

「俊夫君、犯人は分かったか?」

「あら、犯人は信清さんだというじゃないですか?」

と俊夫君は意地悪そうな顔で言いました。

「それが証拠というのは、あの手拭いだけだからねえ……」

「それじゃもっと他の証拠を集めたらどうです」

「だから、犯罪の動機を聞きにきたわけさ」

「すると財産のことですか、遠藤先生が亡くなられれば、財産はとうぜん信清さんのものでしょう」

「その財産のほしいような事情が最近に無かったか聞きたいのだ」

「お嬢さんどうですか?」

と俊夫君が申しました。

「兄は身体が弱いのでどこへも遊びに行かず、月々私は父の命令で百五十円ずつ送っておりましたが、それさえ使いきれぬぐらいでした」

こう答えてから令嬢は、白井刑事の質問に答えつつ、兄さんのおとなしい性質を逐一物語ったので白井刑事もしまいには、