輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
とうげ
峠
木暮 理太郎
線上閱讀木暮 理太郎《峠(とうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 4,587 字 · 10 頁
坂は繰り返して述べたように上り下りの路をいうものであるが、其儘それが峠の名となって残ることは有り得る。木曾の神坂、甲州の御坂などは其例で、峠の字は後になって添えられたものであろう。場所は忘れたが単に神坂というのもある。此等は峠で神を祭り、或は遥拝した為の名であること後世の鳥居峠と略似ていよう。飛騨には今も杉坂、柿坂などがあり、孰れも千米以下の峠である。
峠と同じ意味に用いられるものに越えがある。近頃登山が盛になってから新に命名されたものを除いても、其分布は非常に広く、洽く全国に亙っている。勿論多い地方と少ない地方とがあり、其中間に殆ど存在しない地方も混って、其等の関係を探ぐることは、頗る興味ある事と思う。八十里越、六十里越は最も著名なもので、其路が余り長い為に、途中に峠と名の付く所があるのは面白い。しかし大体に於て、北日本に少く南日本に多く、そしてそれが時として左程広くもない区域に集っていることがある。これは外の事にも見られる例で珍しくはないが、何か原因があるに相違なかろう。
越えるという言葉は、たむけがたうげとなる以前から、広く用いられていたことは、『万葉集』