輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
線上閱讀高村 光雲《幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 2,105 字 · 4 頁
これから私のことになる――
私は、現今の下谷の北清島町に生まれました。嘉永五年二月十八日が誕生日です。
その頃は、随分辺鄙なむさくるしい土地であった。江戸下谷源空寺門前といった所で、大黒屋繁蔵というのが大屋さんであった。それで長屋建てで、俗にいう九尺二間、店賃が、よく覚えてはいないが、五百か六百……(九十六文が百、文久銭一つが四文、四文が二十四で九十六文、これが百である。これを九六百という)。
四、五年は別に話もないが……私の生まれた翌年の六月に米国の使節ペルリが浦賀に来た。その翌年、私の二ツの時は安政の大地震、三年は安政三年の大暴風――八歳の時は万延元年で、桜田の変、井伊掃部頭の御首を水戸の浪士が揚げた時である。――その時分の事も朧気には記憶しております。
十歳の時、母の里方、埼玉の東大寺へ奉公の下拵えに行き、一年間いて十一に江戸へ帰った。すると、道補の実弟に、奥州金華山の住職をしている人があって、是非私を貰いたいといい込んで来ました。父は無頓着で、当人が行くといえば行くも好かろうといっていましたが、母は、たった一人の男の子を行く末僧侶にするは可愛そうだといって不承知であったので、この話は中止となった。