輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《後の業平文治(のちのなりひらぶんじ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 109,545 字 · 216 頁
と申上げますと、
右京「本来ならば早速町奉行を呼んで取鎮め方を申付くべき筈であるが、予て義侠の心に富みたる業平文治が、舅の敵を討つとあっては棄置く訳にも行(ゆ)くまい、承まわれば蟠龍軒とやらは宜(よ)からぬ奴じゃそうな、討たせるが宜い」
と仰せられて、其の夜密書を藤原に持たせ、「文治の身の上に万一の事なきよう忍びやかに警固致し候うように」と御老中お月番松平右京殿より南町奉行石川土佐守殿へ御内達になりました。委細承知の趣(おもむき)を申上げて、それ/″\手配りを致しました。此方(こなた)文治は其の夜から湯を沸かさして身体を浄め、ゆる/\十四日を待って居ります。またお町も例(いつ)になく磨き立て、立派に髪を結上げまして、当日は別して美しく化粧を致しました。只さえ人並勝れた美人、髪の出来たて、化粧のしたて、衣類も極々(ごく/\)上品な物を選みましたので、いや綺麗の何(なん)の眼が覚(さめ)るような美人であります。殊(こと)に貞女で、女の業(わざ)は何(なん)でも出来るというのでありますから、文治とは好一対(こういっつい)の美夫婦であります。