輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ごちそうのはなし
御馳走の話
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《御馳走の話(ごちそうのはなし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 2,746 字 · 6 頁
蜜柑はビタミンCの補給源で、はんぺんは魚肉蛋白質の最良の保存食品である、などとこの頃よくいわれる。
一方、社会学や民俗学風な説明では、日本の田舎における「嫁」の立場が論ぜられる。せめてお正月くらいは、少し身体を楽にさせるために、ああいう保存食品の形式が生まれ出たので、非常に賢明な風習であるという流儀の議論がそれである。
いずれも真相をそれぞれにとらえた論であるが、露伴先生のさりげない一言「あれが昔は御馳走だったんだよ」というのも、何となく心に沁みる言葉である。もっともこれは、一昔前の日本、とくに田舎での庶民の生活を味わった者でないと、そう深い感じは受けないかもしれない。
昆布巻にしても、数の子にしても、あれでなかなか美味いものであるが、現在の都市生活者にとっては、まず御馳走の部類にははいらない。何といっても、生きた伊勢蝦の刺身、鯛のうしお、鰻の蒲焼などというものとくらべては、一段下におかれても仕方がない。両方とも品質の水準を同じとしての話である。ふるくなって、少し匂いのついた鯛と、一級品の数の子とくらべれば、別の話になる。
それで思い出したが、現在「ごちそう」