輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
線上閱讀海野 十三《怪塔王(かいとうおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 頁
ごぼ、ごぼん、しゅうっ。
怪音をあげて、怪塔はふかい海底から水面までをひとはしり! ついに海面に、その気味のわるい首をあらわしたかと思ったとたん、ぴゅうと空中高くまいあがりました。
4
めずらしや、海底からうかび出て、ふたたび空中高くまいあがった怪塔ロケット!
海底では、日がさしませんから、夜はもちろん、昼間もまっくらで、あたりの様子から時刻を知ることができません。
だが、こうして空中にとびだしてみると、あたりはいま、夜が明けはなれたばかりの朝まだきであることがわかりました。
朱盆のように大きくて赤い朝日が、その朝、ことにふかくたちこめた海上の朝霧のかなたに、ぼんやりと見えます。
霧は、怪塔王のために、まさに天のあたえためぐみだと、怪塔王は、じぶんでそう考えてよろこんだのです。
しかし、一体怪塔王に、天のめぐみなどがあってよいものでしょうか。
そうです。天のめぐみだとよろこんだのは、怪塔王の早合点のようでありました。
たんたんたんたんたん。
どっどっどっどっどっ。
ううーっ、ううーっ、ぶりぶりぶり。
たちまち聞えるはげしい機関銃のひびき。