輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
線上閱讀海野 十三《怪塔王(かいとうおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 頁
するとがちゃりと音がして、錠はうまくはずれました。
「錠がはずれた」
「うむ、はずれたか」
二人が顔をみあわせたとたんの出来ごとでありました。どこか地の底で、ごうごうというモートルのまわる音がきこえだしたとおもったら、ぎりぎりぎりと金属のきしる音がして、二人の目の前にある壁全体が、しずかに上へあがっていくではありませんか。
「おや。壁が上へあがっていく」
「うむ、そうか。この壁の向こうに、まだ部屋があるんだ。一彦君、こっちへよっていたまえ。中からなにがとびだすかわからないから――」
塩田大尉は、少年をうしろにかばいました。そしてなおも怪音をたてて上へあがっていく壁をじっと注意していました。
ぎりぎりぎり。
重い扉は、なおも上へあがっていきます。壁の下からは、その奥にある部屋の床がみえてきました。しかしその部屋にどんなものがあるのかについてはわかりません。わかっているのは血痕が中までつづいていたことだけです。
怪しい機械
1
大利根博士の地下秘密室のおもい壁扉は、まだぎりぎりぎりと音をたててあがっていくところです。
新しい科学兵器の研究者として名高い大利根博士は、いまどこへいっているのでしょうか。