輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪塔王(かいとうおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 頁

青空文庫

そのところは、ちょうど聴音機みたいです。それが横だおしになって、長く頸をだらんとのばしているのです。全体はすべて大小のちがいはあれ、管でできているので、蚯蚓の化物のようでもあります。まことにふしぎな機械です。

これをじっとみていた塩田大尉は、だんだん息をはずませてきました。その顔色は、はじめは赤く、そしてのちには青くかわりました。

「塩田大尉。これはどうした機械なのですか」

一彦も、なにかしらぞっとするものを背中にかんじ、大尉のそばによっていきました。

「ふうん、これはね、多分大利根博士が研究中だといっていたあべこべ砲の一種らしい」

「あべこべ砲とは、なんのことですか」

あべこべ砲というのは、きいたことのない名前です。一体この七つの首の化物機械は、なにをする機械なのでしょうか。

3

「あべこべ砲というのはね」

といって、塩田大尉はぶるぶると身ぶるいをしました。

「そんなに恐しい機械ですか」

「うん、もしこれが出来たら、これまでの兵器はみな役にたたなくなるという恐しい機械だ。しかし、それはたいへんむずかしくて、ここ十年や二十年のうちには出来ないだろうという話だった。