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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

動物というよりも、お化けといったほうがいいようにも思われる。いや、お化けというよりもそういうへんな顔をした怪神とも見える。したがって、どこか人間の顔に近いところもある。牛や熊に近いところもあるが、よく見ていると、それよりも、むしろ人間くさい顔に見える。

それはまあいいとして、なんだってあんな奇妙なお面をあそこへはめこんだのであろうか。誰がやったいたずらであろうか。

「ああ、そうか。帆村のおじさんのいたずらだよ。ぼくをおどろかして、笑いころげようという考えなんだろう」そう思うと、おかしさがこみあげてきて、三根夫は声をたてて笑った。

その笑い声を、途中で三根夫は、はっととめなくてはならなかった。

「おやッ」

例のお面の大きな目がぐるんと動いたような気がしたからだ。

(お面の目が動いた。あのお面は、すると、生きているのかな。そんなことはあるまい)

三根夫は、ぞーッとさむ気を感じた。

「よく、見てみよう」かれは折り尺を机の上からとって、それをのばしながら、机の上にあがった。かれの考えでは、机の上にあがり、それから一メートルの長さにのばした折り尺でもって、その奇妙なお面をつついてみるつもりだった。