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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

線上閱讀海野 十三《怪星ガン(かいせいガン)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 113,544 字 · 227 頁

青空文庫

「できるだけ、やってきたつもりです。ほら、ここにある」

と、三根夫は撮影録音機のはいっている四角い箱を帆村に手渡した。

「ほう。それはすごいや。で、天蓋まであがってみたのかい」

「ハイロ君が生命がけで、そこへ案内してくれました」

「そうか、ハイロがね。かれは途中でミネ君を密告しやしないかと、それを心配していた」

「そんなことはありません。ハイロ君はできるだけのべんぎをはかってくれました。しかしかれは焦熱地獄のような配置へいってしまったんです」

「そうかね。……や、隊長がこられた。ミネ君。テッド隊長が迎えにきてくだすった」

そのとおりであった。長身の博士が大股で三根夫のほうへ歩いてきて、大きな手で握手をした。

「おめでとう。たいへんご苦労だった。われわれは、三根夫君のお仲間なんだということに大なるほこりを感ずる」テッド隊長は、いくども手を握ってふった。

「隊長。天蓋も写真にうつしてきました。そばへいってみると、大したものですよ。丈夫で、弾力があって、厚いんです。あれにむかっていっても、小さな蠅が蜘蛛の巣にひっかかるようなものです」

「そうでもあろう。だが、われわれは、何としても小さな蠅の力で、その丈夫で弾力のある蜘蛛の巣をつき破る方法を考えださなくちゃならんのだ」