輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
こいとじってときんちゃくきり
恋と十手と巾着切
山中 貞雄
線上閱讀山中 貞雄《恋と十手と巾着切(こいとじってときんちゃくきり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 12,138 字 · 25 頁
番頭は鉄五郎に紙入れを掏られた事を逐一話している。
其処へ四辺をキョロキョロ見廻し乍ら勝坊が現れた。
物蔭で小さくなる三次。
勝坊其の辺りを探し廻る。
物蔭の三次。
勝坊遂に三次を見つけ出して大声に「目つけたよ」と叫ぶ。
その声に鉄五郎が振り返ると、
物蔭から出て来る三次。
鉄五郎驚いて「三次じゃねえか」と呼ぶ。
三次観念してシャアシャアと、
T「今日も亦旦那の糞詰り見てえな面にぶつかりやしたね」
と言う。
鉄五郎は傍の番頭と三次を見比べて心に頷くと三次に、
T「やったな三次?」
云われて三次が「御冗談でしょう旦那」と真面目臭って、
T「そんな間抜野郎の事迄あっしのせいにされちゃ堪りませんや」
と言って、
T「以前は兎も角今じゃ跡見ず三次、真ッ正直な人間ですからねえ」
と言う。
鉄五郎せせら笑って、
T「さんざ白ばっくれとくさ」
と三次の傍に寄って、
T「そのうち手前を……」
三次が「おっと旦那」と止めた。
T「後の台詞はあちらの方が御存じだ」
と言って、
T「現場を押さえて臭えおまんまを噛ましてやると仰しゃるんでしょう?」
T「手前なかなか頭がいいな」
「そッそッそうだよ」