輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ぎじゅつとかがくとのがいねん
技術と科学との概念
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《技術と科学との概念(ぎじゅつとかがくとのがいねん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,825 字 · 8 頁
すると、認識は科学に於て、目的であるよりも結果であるということになる。科学の目的は、認識ではなく生産である、ということにもなろう。
言葉の選択上の傾向や好みならば、認識を目的とすると云っても、生産を目的とすると云っても、どっちでもいいようである。併し私はこの際、一歩譲って、問題をごくプラグマティックに考えるに止めよう。と云うのは、科学の目的を物の生産にあると考えて見た方が、色々の宿題を解くのに好都合なのである。まず第一は、例の技術に大きな関係があることで、自然科学自身と技術とで、どっちが自然科学史の根本動因であるかという問題だ。
技術の発達が決定的原因で科学自身の発達は副次的原因だとも云い、その逆だとも云い、又両者の相互作用だと云われている。だが前に云ったことから云わせれば、この問題は認識と生産との先後関係として提出されるべきではなくて、物の生産に於ける二つの要素の問題として取り扱われるべきものとなる。すると多分、科学と技術との相互作用も、その先後決定の関係も或いは、一層明らかとなり、或いは一層見当がつきやすくなるだろう。
次にその上で、科学に特に認識としての特徴を強調するならば、認識つまり科学は生産つまり技術の、一種の結果、一種の反省面となる。