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ぎじゅつのてつがく
技術の哲学
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《技術の哲学(ぎじゅつのてつがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,443 字 · 164 頁
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で、自然科学的範疇が有つ論理学的(又認識論的)価値は、外ならぬ、それが技術的範疇の最も代表的なものだという点に横たわる。――所謂実証主義なるものも、工業企業家と工場労働者との一致した(!)活動形式たる、工業的生産技術(vie industrielle)に対応する観念形態として、ガリレイやデカルトの自然科学的研究精神を推奨するのである*。ただ、実証主義は技術的範疇を自然科学的範疇に限って、後者と後者の単なる移行以外に技術的範疇の他領域を認めないから、つまる処「科学主義」の偏向や機械論の無意味にさえ陥ったのであり、その困難が最も鋭敏に知覚された社会理論に於ては、この困難を回避するために「歴史主義」にさえ走らなければならなかったのである。――吾々は自然科学の実証的範疇から、「技術的範疇」を抽出した。後は之を他領域についても使って見ればよいのである。
* 技術と実証主義とを結び付けたのは E. Kapp だと云われる。だがここでは技術の尊重とダーウィニズムとが握手する(馬場敬治氏『技術と経済』四六頁以下参照)。――無論これは、マルクスが興味を持った動植物の器官に於ける「自然的技術の歴史」