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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《敵討札所の霊験(かたきうちふだしょのれいげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 125,950 字 · 249 頁
眞「有難い、これども……お梅はん余り大切に仕過ぎて、旦那の身体悪うしては成らぬから、こりゃはやおやかましゅう」
とさあッ/\と帰って来て、
眞「傳次さん貸したぜ」
傳「え」
眞「貸した」
傳「何うだい貸したろう」
眞「えらいもんじゃア十両貸した」
傳「なんだ十両か、たったそればかり」
眞「いや初めてだから十両、又追々と云うて貸りるのじゃ」
などと是から納所部屋にて勝負事をする。予て二番町の会所小川様から探索が行届き、十分手が廻って居るから突然に手が入りました。
「御用/\」
と云う声に驚きましたが、旅魚屋の傳次は斯う云う事には度々出会って馴れて居るから、場銭を引攫って逃出す、庄吉も逃出し、眞達も往く処がないから庫裏から庭へ飛下り、物置へ這入って隠れますと、旅魚屋の傳次は本堂へ出ましたが、勝手を知らんから木魚に躓き、前へのめる機みに鉄灯籠を突飛し、円柱で頭を打ちまして経机の上へ尻餅をつく。須弥壇へ駈け上ると大日如来が転覆かえる。お位牌はばた/\落ちて参る。がら/\どんと云う騒ぎ。庄吉は無闇に本堂の縁の下へ這込みます。傳次は馴れて居るから逃げましたが、庄吉は怖々縁の下へ段々這入りますと、先に誰か逃込んで居るから其の人の帯へ掴まると、捕物の上手な源藏と申す