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ぶんめいしじょうのいちしんきげん
文明史上の一新紀元
大隈 重信
線上閱讀大隈 重信《文明史上の一新紀元(ぶんめいしじょうのいちしんきげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 4,167 字 · 8 頁
二回の万国平和会議
二回の万国平和会議
ここに於て、ついに千八百九十二年に、露国の外務大臣ムラヴィウフ伯は露国皇帝の命令によって万国平和会議を召集するに至ったのである。この第一回万国平和会議は千八百九十九年五月十八日から和蘭の首都海牙に開かれ、日本、独逸、北米合衆国、墺太利匈牙利、白耳義、清国、丁抹、西班牙、仏蘭西、希臘、伊太利、ルクセンブルグ、墨西其、モンテネグロ、和蘭、波斯、葡萄牙、羅馬尼亜、露西亜、塞耳比亜、暹羅、瑞典、那威、瑞西、土耳其、勃牙利の二十六ヵ国の全権大使が会合して、国際的争議を解決するに、出来るだけ居中調停、仲裁裁判の如き平和的方法に依らむことを決議し、そして永久仲裁裁判所を海牙に設置する事となったが、ただ独逸の故障あったがために国際争議を義務的に仲裁裁判に付する事の成立しなかったのみならず、また軍備縮小に関することにもなんらの決議を為すを得ずして終った。
次いで千九百七年に至り、第二回平和会議の召集があったが、このたびは前回に比し、全権大使を参列させた列国も甚だ多く、その数も四十三ヵ国に達したのみならず、第一回平和会議の条約に対して多数の条項を増加し、また修正を施して、ある種類の争議はこれを義務的に仲裁裁判に付する様にした。