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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
線上閱讀長谷川 時雨《新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 129,076 字 · 256 頁
などの生れるのもことわりと思うのであった。
我等女性が忘れてならないこの后からの賜物は、長い間の習わしで、女性の心が盲目であったのに目を開かせ、心の眠っていたものに夢をさまさせ、女というもの自身のもつ美果を、自ら耕し養えとの御教えと、美術、文芸を、かくまで盛んに導かせたまいしおんことである。それは廃れたるを起し、新しきを招かれたそればかりでなく、音楽や芸術のたぐいにとりてばかりでなく、すべての文教のために、忘れてならないお方でおわしました。主上にはよき后でおわしまし、国民にはめでたき国の宝と、思いあげる御方であらせられた。
この、后の宮の御側には、平安朝の後宮にもおとらぬ才媛が多く集められた。五人の少女を選んで海外留学におつかわしになったことや、十六歳で見出された下田歌子女史、岸田俊子(湘煙)女史があり、女学の道を広めさせられた思召は、やがて女子に稀な天才が現われるときになって、御余徳がしのばれることであろう。一条左大臣の御娘である。
二
わたしは此処に、代表的明治美人の幾人かの名を記そう。そしてその中からまた幾人かを選んで、短かい伝を記そう。